アートの島として有名な直島と、二十四の瞳で有名な小豆島。その間にあるのが、豊島(てしま)です。
豊島にもアートが色んなところにあって、中でも豊島美術館が必見!という噂を聞いて、行ってきました。
今回は、高松港から豊島 家浦港の高速船で。

他にも、岡山 宇野港から、直島 宮浦港から、小豆島 土庄港からの航路もあります。
到着した家浦港からは、バス(1回400円)で移動します。現金もしくは交通系ICも使えます。

美術館前 で、降りて坂道を下ったら豊島美術館です。

チケットブースを出たら、左側の一方通行で進みます。正面に見える明神山をぐるっと一周。
シロツメクサがとても綺麗に咲いていました。

途中には、瀬戸内海を見渡せるベンチも。

明神山をぐるっと一周すると、入口。スタッフさんから注意事項の説明を受けてから入ります。
靴を脱ぐこと。撮影禁止。お静かに。

広さ約40×60m、最高高さ4.5m。まさに雫が落ちたような形の空間。
柱が1本もないコンクリートの建物。無機質かと思いきや、天井の2つの開口部が外の世界と内側の世界を繋ぎます。
床にも、いくつかの穴があり、そこから水が生まれ、流れて、消えていく。音が不思議な反響を繰り返し、外で鳴く鳥の声や風の音、誰かの話し声が心地良く耳に届く。
以下、公式サイトより引用。
『豊島美術館の「母型」は、一日を通して、いたるところから水が湧き出す「泉」です。ふたつの開口部からの光や風、鳥の声、時には雨や雪や虫たちとも連なり、響き合い、たえず無限の表情を鑑賞者に伝えます。静かに空間に身を置き、自然との融和を感じたとき、私たちは地上の生の喜びを感じることでしょう。』
残念ながら、訪れた日は雨の日だったので、ポストカードのような景色は見られませんでした。

が、穏やかに流れる時間をしっかりと噛み締め、ぼーっと過ごす“無”の時が、心を軽くしてくれるようでした。
スマホを触れない時間が、なんと有り難いことか。
一人で来ても良いし、誰かと来ても良い。
体験後は、Cafe & shop にも訪れてみましょう。

こちらは、おしゃべりしても怒られません(笑)

メニューは、こんな感じ。

おすすめは、豊島棚田のお米ジェラート。お米のポリポリ感が楽しい。

今年は、3年に一度の「瀬戸内国際芸術祭」が開催されています。
春・夏・秋と3つの会期に分かれており、合計100日間開催されます。
夏会期は8月1日~8月31日、秋会期は10月3日~11月9日。
会期期間中にしか見られない作品などもあるので、ぜひ訪れてみて。
- 豊島美術館
- 香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃607
- 休館日
火曜日(3月1日〜11月30日)
火曜日から木曜日(12月1日〜2月末日)
※ただし祝日・休日の場合は開館、翌日休館
詳細は開館カレンダーをご確認ください。
※ただし月曜日が祝日の場合は、火曜日開館、翌水曜日休館 - 開館時間
3月1日 〜 9月30日
10:00 〜 17:00(最終入館16:30)
10月1日 〜 2月末日
10:00 〜 16:00(最終入館15:30) - オンライン購入 1,800円/窓口購入 2,000円
※15歳以下無料